生活環境や生理周期に心当たりがないにもかかわらず、連日のように寝起きの体温が37度を超えて体がだるい場合、背景に特定の疾患が隠れている恐れがあります。代表的な病気として警戒すべきなのが甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)です。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると、全身の代謝が異常に活性化し、安静にしていても激しい運動をしているような状態になります。そのため、起床時であっても体温が高く保たれ、異常な発汗、手指の震え、安静時の動悸、しっかり食べているのに体重が減っていくといった特徴的な兆候が現れます。
そのほかにも、結核や副鼻腔炎などの慢性感染症、膠原病をはじめとする自己免疫疾患、慢性疲労症候群(ME/CFS)といった疾患の初期兆候として、朝の微熱が長期化するパターンも存在します。「ただの疲れ」と放置せず、身体が発しているSOSに耳を傾ける姿勢が求められます。