ときがわ町の温泉文化を語る上で絶対に外せないのが、「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」だ。館内に足を踏み入れた瞬間、昭和30年代から40年代の懐かしい街並みが再現された空間が広がり、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚える。ノスタルジックな看板やケロリン桶、駄菓子コーナーなど、細部までこだわり抜かれたインテリアは大人には懐かしく、若者世代には新鮮なレトロポップとして映る。
もちろん、魅力は雰囲気だけにとどまらない。こちらの温泉は、全国的にも珍しい pH10.1という極めて高いアルカリ性を誇る本格的な天然温泉だ。肌にまとわりつくようなヌルヌルとした独特の湯ざわりは「美肌の湯」として知られ、入浴後は肌がすべすべになると大評判だ。ほのかに漂う硫黄の香りに包まれながら露天風呂に浸かれば、日常のストレスや疲労は一瞬で洗い流される。湯上がりに楽しむ冷えたサイダーや地元の濃厚な牛乳も格別で、五感すべてで癒ややしを満喫できる。