企業型確定拠出年金を放置すると損する?2026年プロが教える5つの運用戦略

企業型確定拠出年金を放置すると損する?2026年プロが教える5つの運用戦略

企業型確定拠出年金を放置すると損する?2026年プロが教える5つの運用戦略について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

なぜ多くの加入者が、資産を目減りさせるリスクのある元本確保型を選び続けてしまうのでしょうか。そこには「損をしたくない」という強烈な心理的バイアスが関係しています。

行動経済学でいう「損失回避バイアス」と「現状維持バイアス」がまさにそれにあたります。人間は得をすることよりも損をすることを2倍以上強く恐れる傾向があり、さらに「よく分からない金融知識を学ぶ面倒さ」から、デフォルトで提示された選択肢を無意識に維持してしまいます。しかし、企業型確定拠出年金で元本確保型が損する理由は、数字を見れば一目瞭然です。

運営管理機関連絡協議会が公表している統計データによれば、近年の確定拠出年金における運用利回りの平均は、信託報酬を抑えた株式型インデックスファンドを保有している層で年利4%〜7%前後を推移している一方、元本確保型を中心とした運用層では年利0.1%未満にとどまっています。仮に毎月2万円を30年間積み立てた場合、年利0.05%では元利合計約725万円ですが、年利5%で運用できれば約1,664万円に達し、受取時の差額は900万円以上に広がります。

「元本が割れなければ安全」という直感は、名目上の残高しか見ていない錯覚です。年間2%のインフレが継続した場合、100万円の現金の価値は10年後に実質約82万円まで目減りします。インフレに対抗できる資産を組み入れないこと自体が、最大の元本割れリスクを生み出しています。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。