SNSや動画プラットフォーム、音楽配信サービスのコメント欄を分析すると、デジタルネイティブ世代のリスナーが『M』に対して示す反応には、ある特徴的な傾向が見られます。
「昭和の曲なのに、まるで昨日の自分のことのように感じる」「既読がつかないLINEを見つめる時間と、歌詞にあるアドレス帳を見つめる苦しさは全く同じ」といった声が数多く散見されます。通信手段が手紙や固定電話からSNSへと激変しても、失恋した瞬間に人間が感じる「拒絶された痛み」や「相手への未練」という情動の本質は、何世代経っても不変であることを如実に物語っています。