意識調査の最新データを開くと、ヨーロッパにおける対日感情の良好さは群を抜いている。特にポーランド、フィンランド、フランス、ハンガリーといった国々で親日傾向が顕著だ。外務省が欧州各州で定期的に実施している対日世論調査でも、「日本との関係は良好」「信頼できるパートナーである」と答えた割合は例年8割から9割の超高水準を維持している。
特筆すべきは、国ごとに日本を好意的に捉える理由が大きく異なる点だ。歴史的な地政学的背景から連帯感を抱く国もあれば、先端技術や食文化、あるいはポップカルチャーへの憧憬がきっかけとなった国もある。こうした重層的な構造こそが、欧州における対日感情の強固な土台を形作っている。