「声が出ないなら、身体から作り直すしかない」。近年の彼女を知る関係者は口を揃えてそう語る。ここ数年で取り組んだ徹底的なボディメイクと、過酷を極めたボイストレーニングは、単なるビジュアルの回復にとどまらない劇的な変化を彼女の歌唱にもたらした。
現在のライブで聴くことができる声量は、全盛期を凌駕するほどの圧を誇る。かつての可憐なハイトーンに、豊かな中低音の響きと深みが加わった。キーを一切下げることなく当時の高音域を叩き出すその姿勢は、日々のストイックな鍛錬の賜物に他ならない。楽屋裏で見せる泥臭いまでの努力が、ステージ上で圧巻の説得力となって結実している。