平安貴族の食事は不味い?短命と脚気を招いた驚愕の献立と真相

平安貴族の食事は不味い?短命と脚気を招いた驚愕の献立と真相

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貴族たちのエネルギー源として食卓の頂点に君臨していたのが、平安時代の主食と強飯の実態に見る精白米の存在です。彼らが主食としていたのは、現代のように炊飯釜でふっくら炊き上げた「姫飯(ひめいい)」ではなく、蒸し器(甑・こしき)でパサパサに蒸し上げた「強飯(こわいい)」でした。

驚くべきはその消費量です。当時の宮廷儀礼書である『延喜式』の支給規定などを紐解くと、成人貴族の1日あたりの米の配給量は概ね3合から多い時で5合近くに達していました。現代日本人の1人あたりの平均的な米消費量が1日約1合強であることを踏まえると、実に3倍から4倍以上の白米を毎日平らげていた計算になります。

さらに問題を深刻化させたのが、平安貴族の食事回数と生活習慣の特殊性です。貴族の食事は基本的に「1日2食」でした。朝食は午前10時前後、夕食は午後4時前後という極端なサイクルです。朝廷の政務が日の出前の未明から始まるため、貴族たちは起きてから数時間もの間、何も口にせずに儀式や執務をこなし、極限の空腹状態で午前の強飯を山盛りに頬張っていました。

1日2回のドカ食い、そして炭水化物への極端な依存。肉体労働を忌避し、牛車に揺られて屋敷の奥深くに座り続ける運動不足の生活環境において、この「強飯偏重の2食生活」は、貴族たちの体内に急速かつ不可逆的な代謝異常を引き起こしていくことになります。

山田 真由
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山田 真由

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