分波器を選ぶ際に確認すべきスペックは以下の3点に集約されます。
1. 4K8K対応(3224MHz対応・SHマーク認定)
従来の地デジ・2K放送用分波器は伝送周波数が2150MHzまたは2602MHzまでしか対応していません。4K8Kの実用放送帯域である3224MHzまでカバーする製品を選んでください。一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が定めた高シールド性能基準を満たす「SHマーク(スーパーハイビジョンマーク)」の記載が確実な目印となります。
2. ケーブル一体型とスリム設計
本体からテレビ接続用の極細同軸ケーブル(2C〜3Cケーブル)が最初から生えている「ケーブル一体型」が配線の美観と省スペース性の観点から推奨されます。背面の狭いスペースでも負荷なく取り回しが可能です。
3. 信頼できる国内主要アンテナメーカーの選定
電波機器において半世紀以上の実績を持つ以下の国内トップブランドの製品を選べば間違いありません。
◆ マスプロ電工(MASPRO):高遮蔽設計に定評があり、亜鉛ダイカストケースによる徹底したシールド性能を誇る「BK-CSR」シリーズなどが定番。
◆ DXアンテナ:出力側ケーブルの耐久性とノイズ対策に優れ、金メッキプラグ採用で経年劣化を防ぐ「MBUM2WS」シリーズが主力。
◆ 日本アンテナ(エレコムグループ):配線のしやすさに特化した極細スリムケーブル採用モデルを展開し、狭小スペースの設置で高い支持を獲得。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
【即座に4K8K対応分波器を導入すべき人】
・壁のアンテナ端子が1口しかなく、地デジとBS/CSの両方を視聴したい人
・新生活やテレビの買い替えで4Kテレビを導入し、ノイズのない最高画質を確保したい人
・個別アンテナを設置しており、BSアンテナへの確実な通電が必要な人
【分波器の購入が不要、または慎重になるべき人】
・壁に「地デジ」と「BS」の端子がそれぞれ独立して備わっている部屋に住んでいる人(必要なのはケーブル2本のみ)
・地デジの一般番組しか視聴せず、衛星放送の契約・視聴予定が一切ない人
・光回線テレビ(光テレビ)やケーブルテレビ(CATV)の専用セットトップボックス(STB)を経由してHDMI接続で視聴する環境の人(STB側で信号処理されるため分波器は不要)