社台ファームが近年推し進めてきた最大の改革、それが千歳の本場における「直線坂路コースの改修」だ。従来の坂路にとどまらず、クッション性と耐久性に優れる新素材のウッドチップを導入。勾配の見直しと併せ、負荷を高めつつも馬脚への負担を極限まで低減させる育成環境を構築した。
このハード面の刷新は、山元トレーニングセンター(宮城県)との高度な連携体制によって真価を発揮している。トレセン入厩直前までリフレッシュとハード調教をハイレベルで両立させるシステムが確立されたことで、若駒の仕上がりの早さとタフさが飛躍的に向上。かつての課題とされた「秋以降の伸び代」が見事なまでに改善され、実戦での結果となって如実に現れている。