ネット上の口コミサイトやSNSでの反応を俯瞰すると、元祖寿司に対する評価は利用者のシチュエーションによって二極化しています。現場取材とWeb上の声を総合すると、現代の消費者が求めている本音が見えてきます。
好意的なレビューで圧倒的多数を占めるのは、「新宿西口の地下街や地上出口を出てすぐ、席に座った瞬間から寿司が流れており、退店まで15分で満腹になれる」「皿の絵柄で値段を細かく計算しなくても千円札2枚でお釣りが来る安心感」という、スピードと価格に関する絶賛です。特に海外のフードブロガーなどからは「派手な演出はないが、本物の板前が目の前で握って皿を置いてくれる、古き良き日本のエッセンスが残っている」と、観光資源的な評価も高まっています。
反面、ネガティブな意見としては「隣席との間隔が狭く、大きな荷物を持っていると肩身が狭い」「タッチパネル注文に慣れきった世代には、職人に直接声をかけて注文するハードルが少し高い」といった、設備のクラシックさに起因する戸惑いが挙げられます。ゆったりとした居住性を重視するグループ層からは敬遠される傾向にありますが、それこそが同店の高回転を支えるフィルターとして機能しているとも言えます。