福山市のハッスル精神が最もわかりやすく表れる場面のひとつが、地域の夏祭りだ。毎年8月に開催される「福山夏まつり」は、市内中心部の商店街や芦田川沿いを舞台に繰り広げられる大規模なイベントだ。福山夏まつりは、飲食はもちろん、スーパーボールすくいや射的、くじびきなどの楽しいゲームコーナーなどの様々な露店が出店され、夏の夜をにぎやかに盛り上げる。
こうした祭りの場では、誰もが多少なりともハッスルしている。子どもたちは夜店に目を輝かせ、大人たちはビールを片手に笑顔を見せる。地元の商店主たちは露店で汗を流し、地域のボランティアスタッフは運営に奔走する。このあらゆる人が精を出す祭りの空気こそ、福山市ハッスルの原型とも言えるかもしれない。
沼名前神社で行われるお手火神事では、約150kgの大松明三体を拝殿までの大石段を担ぎ上げる勇壮な火の祭典が毎年多くの人を魅了している。これほどの重さの松明を担ぎ上げるためには、文字通り全力でハッスルしなければならない。祭りの熱量と地域の活力は表裏一体だ。