日本で最も広く親しまれている「煎茶」を完璧に淹れるための、誰でも失敗しない標準スペックと手順を整理しました。
【煎茶2人分の黄金比率】
・茶葉の適量:約4〜5g(大さじ軽く1杯強)
・お湯の量:約120〜160ml(湯呑み2客分)
・お湯の温度:70〜80℃
・浸出時間:約60秒(深蒸し茶の場合は30〜40秒)
具体的な抽出ステップは次の通りです。
ステップ1:お湯の計量と湯冷まし
沸騰させたお湯を、まず使用する湯呑みへ直接注ぎます。これにより湯呑みが温まると同時に、湯呑み1つを経由するごとにお湯の温度が約5〜10℃下がります。冬場なら湯呑みに移して約1〜2分置くだけで、熱湯(100℃)が適温の70〜80℃へと自然に落ち着きます。
ステップ2:急須に茶葉を入れ、お湯を注ぐ
適量の茶葉を入れた急須に、湯冷まししたお湯を静かに注ぎ入れます。フタをしてタイマーをセットし、茶葉が自然に開くまで静かに待ちます。このとき、急須を揺すったり回したりしないことが鉄則です。急須を激しく動かすと、茶葉の細胞が壊れて雑味や余分な苦味が外に出てしまいます。
ステップ3:廻し注ぎと最後の一滴
2客の湯呑みに注ぐ際は、濃さと量を均一にするため「1の湯呑みに少し→2の湯呑みに少し→2から1へ戻る」という交互の廻し注ぎを行います。そして最も重要なのが、急須内に残る「最後の一滴(ゴールデンドロップ)」まで完全に絞り切ることです。この一滴に旨味成分が最も高濃度で凝縮されており、急須内にお湯を残さないことが二煎目を美味しく淹れる条件にもなります。