日本の政治史や芸能史を振り返ると、中川氏の件以外にも「お酒や体調異変」によって物議を醸した記者会見の事例がいくつか存在します。
地方自治体の首長や地方議員が、公務中や選挙後の祝勝会で深酒をし、ろれつが回らない状態で記者会見に臨んで辞職・謝罪に追い込まれたケースは過去に散見されます。また、芸能界やスポーツ界においても、不祥事の釈明会見に酒気を帯びた状態で現れ、記者の追及に対して感情的に逆上してさらなる炎上を招いた事例は枚挙にいとまがありません。
しかし、主要国の財務相が一堂に会する最高峰の国際外交の現場、かつ世界経済の命運を分けるサミットの場で起きた事例としては、中川氏のケースは世界的に見ても極めて特異であり、それゆえに歴代のあらゆる会見トラブルの中でも群を抜いて強烈な記憶として刻まれています。