あのおなじみのビジュアルには、確かな歴史がある。赤と白のパッケージ紙袋を街で見かけるだけで、無意識に蒸したての旨味を思い出してしまう人も少なくないだろう。この強烈な視覚効果は、計算し尽くされたブランディングの賜物だ。
かつて「551蓬莱ショッパーデザインプロジェクト」などを通じ、ブランドイメージの統一と機能性の両立が図られてきた。名物の豚まんを温かいまま安全に持ち帰ってもらうため、紙の坪量(厚み)やハンドルの耐久性には独自の基準が設けられている。蒸気による湿気で紙が破れないよう、適度な通気性と強度が保持されている点も見逃せない。