なぜ平日から客が殺到?茨城「ホットランドきぬ」昭和レトロ温浴人気の真相

なぜ平日から客が殺到?茨城「ホットランドきぬ」昭和レトロ温浴人気の真相

なぜ平日から客が殺到?茨城「ホットランドきぬ」昭和レトロ温浴人気の真相についての最新情報をご紹介します。

浴場エリアへ足を踏み入れると、まず視界に飛び込んでくるのは深さのあるバーデプールだ。浮き輪をつけてパシャパシャと水を蹴る幼児のすぐ隣で、腰痛改善の水中ウォーキングに励む老人がすれ違う。一般的な温浴施設ならゾーニングで厳しく区切られるはずの光景が、ここでは曖昧なまま共存している。

特筆すべきはサウナ室のコンディションだ。最近の流行である派手なアウフグースや薄暗いヒーリング空間とは無縁。テレビから流れるワイドショーの音声を背に、しっかりとした熱気が肌を刺す。汗を流した後に飛び込む水風呂の温度は、冷たすぎずぬるすぎず、井戸水の柔らかさが肌に馴染む。洒落たサウナハットを被った若者と、タオル一本を頭に載せた地元漁師風の男性が、同じベンチで黙って外気を感じている風景は、どこか痛快ですらある。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。