広がらない髪をキープするためには、自宅でのアウトバスケアとサロン施術の正しい組み合わせが欠かせません。毎日のスタイリングにおけるヘアオイル・バームの選び方には明確な基準があります。
軽すぎるサラサラ系のオイルは日中の乾燥を防ぎきれず、時間が経つと蒸発して再度の広がりを招きます。広がりを抑えたい場合は、アルガンオイルやホホバオイルなど保湿力が高く、やや粘度のあるリッチな植物性オイルが適しています。束感とタイトなホールド力を求めるなら、天然油脂をベースにした「ヘアバーム」が最適です。手のひらでしっかり温めてオイル状に溶かしてから、内側の根元付近から毛先に向かってなじませることで、外側の広がりをしっかり抑え込めます。
セルフケアだけでは収拾がつかない頑固な広がりには、サロンでの集中アプローチを検討してください。選択肢として知っておくべきは「髪質改善トリートメント」と「縮毛矯正」の違いです。
酸熱トリートメントをはじめとする髪質改善トリートメントは、毛髪内部に新たな架橋を作り、ダメージによるパサつきや軽微なうねりを整える施術です。自然なハリとツヤを取り戻したい場合に適しており、持続期間はおよそ1ヶ月〜1ヶ月半程度です。
一方、遺伝的な強いうねりや縮れによる膨張を根本からフラットにするなら、縮毛矯正が最も確実です。縮毛矯正の持続期間と効果は、一度薬剤を作用させた部分は半永久的にストレートが維持され、根元の新しく伸びてきた部分のリタッチを約3〜6ヶ月ごとに行うのが一般的です。現在の縮毛矯正は不自然な針金状にならず、地毛のような柔らかい質感に仕上げる酸性ストレートなどの技術が確立されています。