そもそも彼が「ナスD」として一躍時の人となったきっかけは、かつて放送された『陸海空 地球征服するなんて』でのアマゾン奥地取材だった。絶対に入れてはいけないとされるタトゥーの原液染料を「美容に良い」と聞いて顔全体に塗りたくり、皮膚がナス科の植物のように青紫色へと変色。その常人離れした破天荒さと、どんな過酷な環境でも笑顔を絶やさない強靭な精神力が一瞬にして日本中の話題をさらった。
友寄隆英という一人のテレビ朝日社員が見せたあの狂気は、やらせ問題や演出過多に冷めていた視聴者に強烈なカウンターパンチを食らわせた。現地人がドン引きするほどの生のカタツムリや生魚を躊躇なく食らう姿。あれは演出ではなく、本能によるリアルそのものだったのだ。