格闘技の試合において、奇妙な構えをとることはリスクも伴う。しかし、天心のトリケラトプス拳は単なる「見せ物」にとどまらない。専門家やトレーナーの分析によれば、このポーズには実戦的な心理効果が確かに存在するという。
総合格闘技や立ち技の攻防において、極端に低い姿勢と変幻自在な手の動きは、対戦相手の距離感を狂わせる。視界の下方から突如として繰り出される打撃の予備動作を隠し、相手に「何をしてくるかわからない」という強烈な恐怖を植え付けるのだ。ブラフ(ハタリ)と実戦的効果を高次元で融合させるセンスこそ、天心が天才と呼ばれる所以である。