人間の脳は、大きな瞳を持つ顔立ちを認識した際、本能的に親しみやすさや無害さを感じ取る。「幼顔効果(ベビーフェイス効果)」と呼ばれるこの心理現象は、ビジネスや日常の対人関係において大きなアドバンテージとなることが多い。親近感を与えやすく、相手の警戒心を和らげる効果が実証されているためだ。
一方で、この視覚的特徴が予期せぬ不利益をもたらす場面もある。人事評価や交渉の場において、「幼い」「感情的になりやすい」といった根拠のない先入観を持たれるケースが少なくない。都内の人材コンサルティングファームで働くキャリアカウンセラーは、「目元に力がある人物ほど、プレゼンテーションでの信頼感が増す一方で、厳格な決断を下す場面では意識的にトーンを下げる工夫が必要になることもある」と明かす。