近年、彼女の存在感が再び大きな脚光を浴びた契機の一つが、大ヒットアニメ『オッドタクシー』のコミカライズ担当抜擢だ。動物の姿をした人間たちが繰り広げる群像劇とサスペンス。その異色の世界観を漫画として紙面に描き起こすにあたり、確かなデッサン力と独特の作画表現が見事に噛み合った。
単なるアニメの追体験にとどまらない、漫画ならではの間や表情の機微。この仕事を通じて、国内のアニメーション業界および出版業界の関係者は、彼女が持つメディア対応力の高さと演出の引き出しの多さを再認識することとなった。緻密な伏線回収を得意とする作風は、現代の考察型アニメの流行とも完璧に合致している。