「契約速度は1Gbpsなのに、実際のスピードテストでは数十Mbpsしか出ない」——そんな悩みを抱える人は多く存在する。プロの現場で最初に見直すのは、機器の接続設定と二重ルーター状態の解消だ。
ONU(光回線終端装置)やモデム側にルーター機能が有効化されている状態で、自前のWi-Fiルーターをそのまま接続すると「二重ルーター」という通信障害が発生する。パケットのルーティング処理が二重に行われ、応答速度(レイテンシ)が悪化するほか、特定のポート開放やオンラインゲームのP2Pマッチングでエラーが多発する原因となる。
解決策はシンプルだ。追加した自前ルーターの動作モードを「ブリッジモード(APモード)」に変更するか、親機側のルーター機能をオフにする。さらに、古いLANケーブル(Cat5など)を最新のCat6A以上に交換し、定期的にモデムやONUの電源を再起動して内部キャッシュをクリアするだけで、自宅の通信環境は劇的に向上する。