なぜこれほどまでに「やらせ」疑惑が敵視されるのか。それは、この番組が「チャリティ」を掲げているからに他ならない。巨額の広告収入を得る商業放送でありながら、出演者は高額なギャラを受け取り、一般市民からは善意の募金を募る。このビジネスモデル自体への不信感が背景にある。
もしマラソンが単なるバラエティ番組の企画であれば、多少の演出は「テレビのエンタメ」として許容されたかもしれない。しかし、「命がけの挑戦」や「善意のチャリティ」という大義名分を掲げる以上、少しの嘘や演出の介入も、視聴者にとっては「裏切り」と受け取られてしまうのだ。