特定准教授の立ち位置を理解するには、まず大学教員の職位一覧における基本的な階層を把握しておく必要があります。大学の標準的な教員組織は、上から「教授」「准教授」「講師」「助教」「助手」という階梯で構成されています。これらは大学本来の運営費交付金や私学助成などを原資として雇われる、いわゆる正規・専任(テニュア)の職位です。
一方、特定准教授は特定有期雇用教員という区分に属するポジションです。大学が独自に獲得した競争的資金や企業との共同研究費などを財源として、特定の研究プロジェクト期間に限って雇用されます。法的な職位としては准教授相当の資格・能力を持つ研究者として遇されますが、大学運営に関わる常任教員とは雇用の根拠や目的が根本から異なります。