『ミヤネ屋』の醍醐味といえば、宮根誠司による台本を超えた鋭い振りやツッコミだ。事前に用意された原稿を読むだけでは、この番組の進行役は務まらない。予測不能な展開にどう対処していたのか、スタジオの裏側には知られざる苦労と工夫があった。
歴代の報道アナウンサーたちは、本番前に膨大な資料を読み込み、扱うニュースの背景や専門用語を完全に頭に叩き込んでスタジオに入っていたという。宮根から突然「これ、どう思う?」と投げかけられた際に、的確な事実関係と客観的な視点を返せるかどうかが勝負の分かれ目となる。
生放送中の緊張感は想像を絶する。手元のモニターで最新ニュースを確認しながら、耳元のイヤモニ(インイヤーモニター)から飛んでくるディレクターの指示を聞き、同時に宮根のトークのタイミングを見計らう。この高度なマルチタスクを日常としてこなす中で、歴代の女性アナウンサーたちは圧倒的な即応能力を身につけていったのだ。