日本国内で開催されるミスコンテストには、世界大会の日本代表を選出する「ミス・ユニバース・ジャパン」や「ミス・ワールド・ジャパン」など複数の大会が存在します。その中でミス日本が他と明確に一線を画しているのが、その審査思想と目的です。
ミス・ユニバースが国際舞台でのウォーキング技術、英語によるディベート力、強い自己主張を重視するグローバル志向であるのに対し、ミス日本は一般社団法人ミス日本協会が運営し、国際大会への派遣を主目的としていません。コンテストの基本理念は「日本らしい美しさ」であり、以下の3要素を審査の柱としています。
- 内面の美:豊かな教養、思いやりの心、伝統文化への理解と敬意
- 外見の美:均整の取れたプロポーション、健康的な美しさ、清潔感と品格
- 行動の美:社会課題への関心、ボランティア活動への積極性、礼儀作法
応募資格は「日本国籍を有する17歳から26歳までの未婚女性」と定められており、書類選考、面接、東日本・西日本などの地区大会を経て本大会ファイナリストが選出されます。特筆すべきは、ファイナリストに選出されてから最終審査までの数ヶ月間に実施される「勉強会」の存在です。能楽や茶道などの伝統芸能、日本の近現代史、環境問題、テーブルマナーやスピーチレッスンなど、多岐にわたるカリキュラムが組まれ、候補者の人格的成長そのものが審査対象となります。