彼が自身の身体に起きた異変を初めて世間に明かしたのは、2026年のことだった。国が指定する難病の一つである「パーキンソン病」を患っていることを公表し、日本中に激震が走った。
パーキンソン病は、脳内のドパミン神経細胞が減少し、手足の震えや筋肉のこわばり、動作の緩慢などが引き起こされる進行性の神経変性疾患である。会見やインタビューの場で見せた彼の表情は、かつてのハツラツとした「みの節」とは異なり、どこか硬く、喋りのイントネーションにも変化が生じていた。彼自身、「顔の表情が作りにくくなり、目の開き具合がおかしくなった」と違和感を語っていた。
病気が進行する中で、過酷な生放送を切り盛りする集中力を維持することは容易ではない。彼は自身の病と向き合い、無理にカメラの前に立ち続けるのではなく、自らの美学に従って第一線から身を引く決断を下したのだ。現在も主治医の指導のもと、リハビリテーションと服薬治療を継続しながら、病と共に生きる日々を送っている。