国内の主要コンビニエンスストア各社は、それぞれ異なるアプローチで店舗のサウンドスケープを構築している。コンビニ各社の入店音の比較を行うと、ブランド戦略の違いが鮮明に浮かび上がる。
ファミリーマートは、前述の通り優美なメロディラインを持つ『大盛況』を採用し、街のランドマークとしての安心感を演出している。セブン-イレブンは多くの店舗でシンプルな4音構成の上昇チャイムや電子ブザーを採用し、接客とオペレーションの迅速さを最優先にした機能的な設計が目立つ。ローソンでは特定のメロディチャイムを鳴らさず、自動ドアの開閉音や店舗独自の店内BGM・CSほっとステーションの放送で空間を包み込む方針をとる店舗が多い。
その中でミニストップは、リズミカルで軽快なメロディを前面に押し出している。買い物のワクワク感や手作りスイーツへの期待感を高める演出として、他社とは一線を画す個性を確立した。