型破りな国語教師を演じた『いまを生きる』で、彼は「カーペ・ディエム(今を生きよ)」というメッセージを若者たちの胸に刻み込んだ。厳格な寄宿学校という閉塞感の中で、机の上に立ち上がり視野を変えることを教える姿は、世界中の教育観や若者の人生観に大きな影響を与えた。
一方で、特殊メイクで老婦人に扮した『ミセス・ダウト』では、愛する子供たちと過ごすために奮闘する父親の狂気と哀愁を見事に表現。コメディ映画の枠を超えた家族愛の真髄を描き切り、爆笑の裏に隠された切なさを表現できる唯一無二の俳優であることを証明した。