夢小説における嫌悪感の議論で、最も深刻視されているのが「生モノ(なまもの)」と呼ばれるジャンルだ。これはアニメやゲームのキャラクターではなく、実在するアイドル、俳優、YouTuber、さらにはスポーツ選手などを対象にした恋愛創作を指す。
二次元のキャラクターであれば「フィクションの中の出来事」として片付けられる側面もあるが、実在の人間を対象にした性的な妄想や恋愛描写は、肖像権やプライバシーの侵害、さらにはセクシャルハラスメントに極めて近い領域に踏み込むことになる。ファンコミュニティ内でも「本人たちの目に触れたらどうするのか」「人間としての尊厳を無視している」との批判が絶えず、これがジャンル全体のイメージを悪化させる決定打となっている。