変わったのは技術面だけにとどまらない。ベンチや練習風景で目立つのは、監督からの指示を待つのではなく、選手同士が身振り手振りを交えて議論を交わす光景だ。組織のあり方が「トップダウン」から「ボトムアップ」へと明確に移行している。
毎日の練習終わり、各ポジションのリーダーが集まり、その日の課題と成果をノートにまとめる。プレーのミスを感情論で責めるのではなく、「状況判断の基準がどうズレていたか」を客観的に紐解く。自分たちで考え、決断し、グラウンドで表現する。この自主性が、土壇場の接戦で折れないタフな精神力へとつながっている。