中核を担うテナント群の顔ぶれを見れば、施設が狙うターゲットの明確さが浮き彫りになる。食品スーパーゾーンを支えるのは株式会社平和堂だ。鮮度を重視した生鮮食品や、地域需要に寄り添った惣菜コーナーの充実度は目を見張るものがある。夕方のピーク時には値引きシールを狙う買い物客で活況を呈し、地域の台所としての役割を完全に掌握している。
家電分野では上新電機株式会社(ジョーシン)が確固たる存在感を示す。大型ロードサイド店舗に匹敵する品揃えをコンパクトに凝縮し、専門スタッフによる丁寧な接客がシニア層やファミリー層から厚い信頼を得ている。ポイント還元施策や季節ごとの買い替え需要に合わせた売り場づくりは手堅いの一言に尽きる。
さらに、株式会社大創産業が展開するダイソーの大型区画が脇を固める。文具、キッチングッズ、消耗品に至るまで、圧倒的なSKU(商品数)を揃え、ついで買いの需要を逃さない。食料品・家電・生活雑貨という「生活必需の3大柱」が同一フロアおよび上下階で完結する利便性は、他の施設ではなかなか味わえない強みだ。