実際のビジネス現場では、イレギュラーな状況への対応力こそが個人の力量を映し出します。
複数人での名刺交換の鉄則順序
複数対複数の商談では、「役職が最も高い人同士」から順番に交換を始めるのが大原則です。自社の上司と相手側の代表者が交換を終えた後、順次同席者が名刺をもらっていきます。受け取った複数の名刺は重ねて持たず、名刺入れの下側に挟み込むようにして次の方の名刺を受け取るのがスマートです。着席後は、相手の座席配置に合わせて左から右へ並べることで、商談中の呼び間違いを完璧に防止できます。
名刺を切らした時の対処法
予期せず名刺を切らしてしまった場合、「名刺を忘れました」とストレートに言うのは準備不足を露呈するため厳禁です。正しくは「大変申し訳ございません。あいにく名刺を切らしておりまして、口頭にてご挨拶させていただきます」と深く一礼し、社名・部署・氏名を明瞭に名乗ります。相手の名刺は両手で丁寧に頂戴し、商談終了後の当日中に「本日は名刺を切らしており失礼いたしました」というお詫びを添えて、署名入りのメールを送るのが社会人としての模範解答です。
名刺もらい忘れた場合のリカバリー策
会話が盛り上がって名刺交換のタイミングを逃した、あるいは名刺をもらい忘れた場合は、商談の終了間際に「大変失礼いたしました。今後のご連絡先を確実にお伺いしたく、お名刺を1枚頂戴できますでしょうか」と切り出せば全く問題ありません。打ち合わせ終了後であっても、お礼メールの中で連絡先の交換を促すことで、その後の関係性を強固に維持できます。