街の変化は、地元メディアの報じ方にも顕著にあらわれている。群馬の言論を支える上毛新聞の紙面でも、前橋の試みは連日のように地方創生ニュースのトップを飾るようになった。
「かつて静かだった商店街に、若い起業家や外からの観光客があふれる光景は数年前なら考えられなかった」。長年街を見つめてきた地元店主はそう語る。メディアがその変貌を好意的に伝えることで、地元住民のシビックプライド(自らの街への誇りと愛着)が高まり、更なる新しいチャレンジを生み出す好循環が生まれている。全国の地方都市が人口減少と中心市街地の空洞化に悩むなか、前橋モデルは希望の光として各方面から取材の波が絶えない。