福生を語る上で避けて通れないのが、横田基地との共存だ。かつては「壁の向こう側」として意識されがちだった基地の存在だが、近年はその境界線がいい意味で滑らかになりつつある。
自治体や地元商店街と基地関係者が連携したボランティア活動や文化交流イベントが日常化。毎年夏に開催される「福生七夕まつり」や「横田基地日米友好祭」だけでなく、週末ごとのフリーマーケットや音楽ライブでも、日米の住民が自然に交じり合う。国際化という言葉を大げさに使わずとも、多様性が日常として当たり前に存在する風景が、ここには定着している。