かつて大阪を中心とする近畿圏には、独自の熱量を持ったツッパリ文化が根付いていた。タレントの赤井英和がボクサーとして「浪速のロッキー」の名を轟かせていた時代や、ダウンタウンの浜田雅功が厳しい全寮制高校で青春を過ごしていた1980年代、関西全体がバイタリティと血気にあふれていた。
この時代の関西不良カルチャーは、単なる非行ではなく、行き場のない若者のエネルギーの発散口でもあった。門真エリアも例外ではなく、工業地帯特有の活気と若者たちの熱気が交錯していた。その独特な空気感こそが、後年のパブリックイメージを決定づける下地となったのだろう。