では、ビジネスの現場で「また」の重複や雑な印象を避けるには、どのような言葉に置き換えればよいのだろうか。代表的な接続詞(また、さらに、加えて、ならびに)の特徴と使い分けを押さえることが第一歩となる。
例えば、前述の内容に新たな情報を付け加える場合、「さらに」や「加えて」へ言い換えるのが自然だ。「本プロジェクトでは費用の削減を実現しました。さらに(加えて)、業務プロセスの半自動化にも成功しております」と表現すれば、単に情報を並べるだけでなく、功績が上積みされた強調のニュアンスが明確に伝わる。
一方、対等な要素を並列して提示したい場面や、公式な文書での列挙には「ならびに」や「併せて」が威力を発揮する。「取り扱い説明書ならびに保証書をご確認ください」といった使い分けにより、文章全体が引き締まり、格段に洗練された印象を与えることができるのだ。失礼にならないスマートな表現をマスターすることは、信頼関係を築く強力な武器となる。