単行本の重版が続き、メディア化も視野に入っていた『サツドウ』に突然の暗雲が立ち込めたのは、連載が絶頂期を迎えていた時期のことでした。ネット上において、原作者である雪永ちっち氏がSNSの匿名裏アカウントを用い、同業者や他作品に対する誹謗中傷・暴露行為を行っていた疑惑が浮上したのです。
事態を重く見た講談社ヤングマガジン編集部は事実関係の調査を開始し、『サツドウ』は休載措置となりました。公式発表によると、関係各所への事実確認と協議が進められる中、事態は予期せぬ最悪の展開を迎えます。2026年2月、原作者の雪永ちっち氏が急逝されたことが編集部より公表され、それに伴い『サツドウ』の連載終了(事実上の絶筆・打ち切り)が正式決定しました。
作画を担当していた烏森まど氏にとっては、自らの筆によって命を吹き込んできた連載作品が、外的要因によって突如として断ち切られるという、クリエイターとしてあまりに痛恨の出来事でした。この突然の幕引きは、作品のファンのみならず出版業界全体に大きな衝撃を与えました。