シート表皮全体が劣化してひび割れている場合や、好みのカラーリングに一新したい場合は、DIYでのシート張り替え方法が最もコストパフォーマンスに優れています。プロに依頼すると1万5000円〜3万円程度かかりますが、自作なら数千円の材料費で新品同様の仕上がりを手に入れられます。
DIY張り替えの必須アイテムは「強力ハンドタッカー(ダイソー等の工作用ではなく木工・レザー用)」、「6mm〜8mmの専用針(ステープル)」、「マイナスドライバー&プライヤー(古い針抜き用)」、そして「ヒートガン(またはドライヤー)」です。
張り替えの工程で最も重要なのが「引っ張りながらのテンション調整」です。新しいシート表皮をドライヤーで温めてしなやかにし、シート前方・後方を仮留めした後、中央から外側へ向かってシワを伸ばしながら対角線上にタッカーを打ち込んでいきます。この際、内部ウレタンを削ってアンコ抜きをしたり、医療用でも使われるゲル内蔵マット(ゲルザブ等)を埋め込む加工を施すことで、足つき性を損なわずに長距離走行時の痛みを劇的に和らげることができます。