前述の通り、麻布大学への進学率が2.8%にとどまるということは、残りの97%以上の生徒が外部の他大学を受験していることを意味します。では、実際の進学実績はどのような数字を叩き出しているのでしょうか。
近年の合格実績データを見ると、横浜国立大学、東京都立大学をはじめとする国公立大学への現役合格者を着実に輩出しているほか、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学などの最難関私立大学にも複数の合格者を記録しています。特に顕著な伸びを示しているのが、G-MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)への合格実績です。特進クラスおよびS特進クラスの生徒が合格者数の大半を牽引しており、一般選抜で難関大を突破する実力派進学校としての地歩を固めつつあります。
さらに見逃せないのが、指定校推薦枠の充実度です。神奈川大学、北里大学、日本大学、東洋大学、専修大学など、首都圏の中堅〜上位私立大学の指定校推薦枠を豊富に保持しています。進学クラスの生徒であっても、日頃から学校の定期試験を真面目にこなし、高い評定平均(内申点)を維持していれば、一般入試の荒波に揉まれることなく年内に進路を確定させることが可能です。
一方で、S特進クラスは原則として「一般選抜での難関大突破」を前提としたカリキュラムが組まれているため、安易な指定校推薦の利用は推奨されません。放課後の特別講座、長期休暇中の進学補習、7時間授業の導入など、受験生を鍛え上げるハードなメニューが課されます。この「実力勝負の厳しさ」に耐えうる覚悟があるかどうかが、進路実現の成否を分ける分水嶺となります。