天気予報の基盤を形作るのは、気象庁が提供する膨大な観測データとスーパーコンピュータによる数値予報モデルだ。しかし、それをそのまま流すだけでは地域住民の個別のニーズには応えきれない。ここに民間放送業ならではの工夫と地域に根ざした独自の解析ノウハウが組み合わさる。
複雑な地形を持つ薩摩半島や大隅半島、さらには奄美群島を含む離島部に至るまで、標高差や海流の影響を計算に入れた補正処理が施される。一次情報である官公庁データを噛み砕き、生活者の視線に合わせてカスタマイズする力こそが、ローカル局の気象報道における最大の強みといえる。