スナックの主役は、間違いなくカウンターの中に立つ「ママ」や「マスター」だ。天文館には、驚くほど多彩なバックグラウンドを持つ人間味豊かな店主たちが揃っている。
数十年にわたり天文館の変遷を見守り続けてきた大ママは、人生の酸いも甘いも噛み分けたアドバイスをくれる。人間関係や仕事の悩みを打ち明ければ、飾らない鹿児島弁で背中を押してくれるだろう。一方で、最近では20代〜30代の若い世代がオーナーとなり、新感覚のネオスナックを開業する例も増えた。
ワインやクラフトジンにこだわるスナック、アニメや音楽に特化したコンセプトスナックなど、伝統を守りつつも新たな客層を受け入れる柔軟性が、現在の天文館には息づいている。