八戸市湊町に立つ八戸酒造の建造物群は、その歴史的価値から国の登録有形文化財および青森県の景観重要建造物に指定されている。赤レンガの建造物と重厚な木造蔵が調和した姿は、まるでタイムスリップしたかのような情景を描き出す。
現在、蔵を率いるのは8代目蔵元・駒井秀介氏と、杜氏を務める弟の伸介氏の兄弟だ。歴史的建造物の中で伝統技法を守りながらも、自然エネルギー(太陽光発電)の導入や、持続可能な酒造りへの取り組みなど、未来を見据えた改革を進めている。
古い歴史に安住せず、常に進化を続ける姿勢。それこそが、老舗ブランド「陸奥男山」が古臭くならず、いつの時代も新鮮な感動を与え続ける理由にほかならない。