メイン会場である河川敷は大混雑が予想されるため、落ち着いて観賞したい人には事前のスポット選びが勝敗を分ける。特におすすめなのが、打ち上げ場所から少し距離を置いた周辺エリアだ。
真っ先に挙げられる穴場が、幌平橋の周辺エリアである。橋の上自体は通行規制がかかることが多いが、橋の南側や周辺の河川敷緑地からは、障害物が少なくダイナミックな打上花火をクリアな視界で楽しむことができる。視界を遮る高層ビルが少なく、頭上に広がる大輪をダイレクトに体感できる隠れた特等席だ。
次にお勧めしたいのが、広大な敷地を誇る中島公園の内部だ。樹木が多いため打ち上げ場所の全貌が見える位置を探すコツが必要だが、菖蒲池の近くや開けた広場からは、木々の隙間から美しく立ち上る花火をゆったりと鑑賞できる。ベンチやトイレも整備されており、ファミリー層やカップルにとっても過ごしやすい環境が整っている。
さらに、地元住民の間で知られる裏ワザとして、旭山記念公園やミュンヘン大橋付近からの遠望観賞も密かな人気を集めている。会場の喧騒から離れ、札幌の夜景と共に夜空を染める大輪の光を優雅に眺めるスタイルは、まさに大人の楽しみ方と言えるだろう。