日本の最高額紙幣である1万円札が誕生したのは、高度経済成長期の只中にあった1958年(昭和33年)12月1日のことです。それから半世紀以上の歳月が流れるなかで、1万円札の顔を務めた人物は実はわずか3名しか存在しません。
歴代の肖像画とそれぞれの発行期間を時系列で整理すると、以下の通りになります。
1万円札の初代肖像画を務めた聖徳太子は、戦後の日本経済復興から高度成長期という激動の時代を支え続けました。その後、1984年に登場した福沢諭吉は、マイナーチェンジを挟みながら約40年間にわたって「1万円札の顔」として君臨し、日本人の金銭感覚に深く刻み込まれることとなりました。