『もったいないとらんど』の歌詞における最大の妙味は、タイトルに隠された言葉遊びと多層構造にあります。「もったいない」という言葉に、英語の「night land(夜の国)」と「Land(テーマパーク・遊園地)」を掛け合わせた造語であり、夜の夢の世界へと誘うトリガーとして機能しています。
一般的に「もったいない」は我慢や倹約を想起させる言葉ですが、中田ヤスタカが紡いだリリックは「やりたいことをやらないのはもったいない」「楽しまずに過ごす時間こそがもったいない」という、人生の肯定と歓喜のメッセージへと鮮やかに反転させています。キャッチーなオノマトペの連打の奥に、刹那の輝きを肯定する人生観が織り込まれている点こそ、この楽曲が時を経ても色褪せない理由の一つです。