「スキミング防止」と銘打たれたカードシールを購入する際、絶対に混同してはならないのが「物理的な盗み見(ショルダーサーフィン)」と「非接触型スキミング(電波による不正読み取り)」の違いです。
スマートフォンや防犯カメラによる「目視での番号盗み撮り」に対しては、番号を物理的に覆い隠すシールは絶大な効果を発揮します。カード番号、有効期限、セキュリティコードの3点が揃わなければ、一般的なオンライン決済は成立しにくいためです。
しかし、カードに近づくだけで通信を行う電波スキミングに対しては、一般的な薄いシール1枚では電波を一切遮断できません。タッチ決済(NFC)などに用いられる高周波をシャットアウトするには、アルミ箔などの特殊な金属層を含んだ専用のスキミング防止スリーブ(ケース)や、電波遮断シートをカードと一緒に重ねて持ち歩く必要があります。「シールを貼ったからスキミングも防げる」と思い込むのは非常に危険です。