メロゴールドを手にした初心者が最も挫折しやすいのが「外皮の厚さ」と「じょうのう膜(薄皮)の処理」です。文旦の血を引いているため、温州みかんのように指先だけで簡単に剥くことはできません。また、果肉自体には苦味がなくても、薄皮には特有のエグみと硬さが残っているため、薄皮ごと食べると本来の美味しさが半減してしまいます。
ナイフを1本用意し、次の4ステップで剥くのが最も早く、果汁を逃さない黄金ルートです。
- 天地をカットする:果実の上下(ヘタ側とお尻側)を、果肉がわずかに見える深さ(約1〜1.5cm)で平行に切り落とします。
- 外皮に縦の切り込みを入れる:平らになった底面を下にして置き、リンゴの皮を剥く要領で上から下へカーブに沿って外皮を削ぎ落とすか、縦に6〜8本の深いスリットを入れて手で外皮をめくります。
- 中心からふたつに割る:外皮を剥き終えたら、上部の中心部に親指を差し込み、房の並びに沿って果実を半分に割ります。
- 薄皮を開いて果肉を取り出す:房の背中側(外側)または中心の筋から薄皮をつまんでめくると、驚くほどツルンと大きな果肉(砂瓤)が房の形を崩さずに外れます。
そのまま頬張ると、大粒の果肉がプチッと弾けて濃厚な果汁が口いっぱいに広がります。アレンジとしておすすめなのが、生ハムやモッツァレラチーズ、ルッコラと合わせた「大人のシトラスサラダ」です。オリーブオイルと粗挽き黒胡椒、ひとつまみの岩塩を振るだけで、メロゴールドの芳醇な甘みが肉の塩気を引き立て、高級レストランのような一皿が完成します。