空に浮かぶ謎の巨大Ufo?円盤みたいな雲の正体と天気の真相

空に浮かぶ謎の巨大Ufo?円盤みたいな雲の正体と天気の真相

空に浮かぶ謎の巨大Ufo?円盤みたいな雲の正体と天気の真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

青空の中にポツンと浮かび、風が吹いてもその場から動かない奇妙な雲。気象学において、この現象は「レンズ雲」や「吊るし雲」と呼ばれる。英語では「Lenticular cloud」と表記され、まさに凸レンズのような滑らかな曲線美を誇る。

この雲が形成される鍵を握るのが「山岳波」という大気の波だ。上空の強い風が高くそびえる山にぶつかると、風は山を越えた後に上下に波打つようにうねりをあげる。この波の力学によって空気が上昇する場所で水蒸気が冷やされて凝縮し、雲が生まれる。逆に空気が下降する場所では雲が蒸発して消える。風自体は激しく吹き抜けているにもかかわらず、波の位置が固定されているため、雲だけがその場に停滞しているように見えるのだ。

NHKの気象番組や著書でもおなじみの雲研究者・荒木健太郎氏(気象庁気象研究所)をはじめとする専門家たちも、こうした滑らかな構造が大気中の規則正しい波動の現れであることを度々解説している。自然が描き出す彫刻のような造形美は、空気の緻密な物理運動そのものなのだ。

中村 さくら
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中村 さくら

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