年収800万円になると、金融機関の審査上は最大で年収の8倍前後、すなわち6,000万〜6,500万円程度の住宅ローン融資枠が提示されるケースがあります。しかし、審査に通ることと安全に返済し続けられることは同義ではありません。
金利変動リスクや将来の教育費ピークを考慮した場合の、無理のない借入目安は以下の通りです。
・安全圏とされる借入額(年収倍率5〜6倍):4,000万〜4,800万円
・毎月の返済目安(35年元利均等・変動金利0.5〜0.8%想定):月々約11万〜13万円
・上限目安(年収倍率6.5〜7倍):5,200万〜5,600万円(月々約14万〜16万円)
都心部の新築タワーマンションや好立地物件では7,000万円超の価格帯が一般的になっていますが、単独でフルローンを組むと毎月の返済額が手取りの半分近くに達し、キャッシュフローが破綻する危険性が跳ね上がります。共働きのペアローンを活用するか、頭金をしっかり投入して借入総額を5,000万円前後に抑える設計が現実的なリスクヘッジとなります。