身元不明の奴隷少年から天下の大将軍を目指す信(李信)と、史上初の中華統一を志す若き王・嬴政。二人の出会いから始まった歩みは、常に死線と隣り合わせだった。歴史バトルとしての魅力を決定づけているのは、史実という抗えぬ枠組みと、その隙間を埋める疾走感あふれるドラマの融合だ。
史書に記された歴史的事件や武将の運命は、作中で巧みな伏線として張り巡らされている。歴史の波に翻弄されながらも堅い絆で結ばれた二人の姿は、単なる戦記物に留まらない人間味にあふれた熱量を生み出している。史実で描かれる未来の決断が、いつ、どのような形で劇中に結実するのか。ファンの考察は尽きない。